起きた出来事に、ただ反応するだけ・・・。
「これから、どんなことが起きるんだろう」と、ただ現実で起きることを待つだけ・・・。
そんなふうに受け身でいるんじゃなくて、自分自身が、「自分の人生」や「自分の世界」をぐいぐい引っ張っていきましょう。
今、いろいろなことが起きているからこそ、しっかりと自分の心を見つめ、主導権を握って欲しいのです。
それにはまず「願って叶える」前に、自分の心を「知る」ことが大切です。
今、自分はどんなことを思っているか。
無意識でいる時、どんなことを考えている時間が長いのか。
頭に思い浮かべている場面は、どんなものが多いのか。
自分の思考と、願いを「知る」。
そして、自分の心を掘り下げていきます。
それから「願う」のです。
「願う」のと同時に「叶った状態になる」のが、引き寄せ方法です。
その「なる」方法は、言わずと知れた妄想です!
妄想を難しく考えている方もいるかも知れませんが、「妄想ってこんな感じていいんだ」と気持ちを緩めてもらい、自分専用の幸せな妄想を楽しんでもらうことが目的です。
しかし、最終ゴールは「妄想が上手になること」ではなく、「願いを叶えて幸せになること」です!
知っただけでは自分の現実は変わりません。
まずはやってみる!
自分の手も、足も、頭も動かす!
それを一時的じゃなくて、継続することで、確実に現実は変わっていきます。
妄想が現実になる理由
この世界の「物質」は、すべて誰かが「こういうものがあったらいいな」と思うことから始まっています。
テレビも、パソコンも、スマホも、冷蔵庫も、コップも、本も、全部、自然に生まれたものではないはずです。
人は、絶対に不可能なことは想像できないようになっています。
「創造できない」は、イコール「想像できない」なんです。
ということは、「創造できる」は「想像できる」。
妄想できることは創造できる=現実になる、ということなんです!
「こんなものがあったら、もっと生活が便利になるな」「こんなものがあったら、もっと人生が楽しくなるな」
誰かがそう感じた思いがエネルギーに変わり、具現化し、物質となって誕生します。
人の「思い」というエネルギーも、物質に変化する。
物理学から見ても、そのように認められているんです!
それならば、自分の「思い」も「願い」もエネルギーに変えて、形あるものに変えていきましょう。
皆さんも「集合的無意識」という言葉を聞いたことがあるかと思います。急に友人の顔が頭に浮かんだその直後に、その友人から電話がかかってきたり。
誰かの話をしていたら、その当人がやってくるという「噂をすればやってくる」出来事が本当に起きたり。
これらは集合的無意識によるもので、「人の意識は深層の部分ですべて繋がっている」と考えられているからです。
自分の現実をつくり出せるのは自分ですが、自分一人だけの力ではありません!
自分の願いに応じて、「私もその願いを一緒に叶えます!」「その願望実現、ノリます!」と手を差し伸べてくれる大勢の人が現れます。
それはもうまるで、フェアリー・ゴッドマザーがシンデレラにドレスとガラスの靴を用意し、カボチャを馬車に変え、ネズミを馬に変身させたように、見事な連携プレーで・・・。
手を差し伸べてくれる人も、「あなたの願いを叶えるため」に動いているつもりは全くありません。
その人はその人で、「自分の願いを叶えるため」に動いているのに、知らず知らずのうちにあなたの願いを叶えるために手を貸してくれているのです。
自分が持っている思い込みや概念も、現実をつくっていきます。
「私はモテない」と思い込んでいれば、モテない現実がやってくるし、「私はお金に苦労する」と思っていれば、お金に苦労する現実がやってきます。
「男の人は浮気をする生き物」「お金は簡単には入ってこないもの」という固定機念を持っていれば、これもその通りの現実になっていきます。
自分の中の、どの思い込みにエネルギーを注ぐか。
世間が当たり前のように採用している概念を、自分は採用するか、しないのか。
それらはすべて、自分が選ぶことができます。
未来は、いくつも存在しています。
未来も、それぞれ違うエネルギーを持っています。
最高に幸せな未来と、そこそこの未来と、最悪の未来。
未来はもうすでに用意されて決まっているわけではなく、自分自身が毎秒選び続けています。
最高に幸せな未来を体験したければ、自分が「幸せ!」と感じるエネルギーでいる時間を長くする。
そうすることで、最高に幸せな未来とのエネルギーが引き寄せあい、最高に幸せな未来がやってきてくれるのです。
テレビで見たいチャンネルに合わせたら、見たい番組が映るように。
自分と同じエネルギーのものがやってくるのは、ごく当たり前のことなんです。
こうしてみると、今の自分のエネルギーを整える、いいエネルギーを維持するということは、幸せな未来へのチケットとも言えます。
その自分のエネルギーをより良いものに変える方法が妄想なんです。
自分の頭の中で幸せな場面を思い描き、妄想することは、「私はこんなことを体験するよ」という予告編になります。
「こうなって欲しくない」「こんな未来だけは嫌だ」
と、望んでもいない未来を必要以上に恐れ、何度も妄想することは、望まない未来とのエネルギーがバッチリ合ってしまうことになります。
苦手な人ほど、街でばったり会ってしまう。
不安なことほど、的中してしまう。
残念ながらこんな経験、ありますよね。
「来るな」「嫌だ」「怖い」と言いながらも、それに意識を向ければ向けるほど、その対象のものに「おいで〜」と言っているようなものなんです。
望まないことや苦手なものを頭の中からゼロにするのは難しいですが、自分が好きなもの、望むことに目を向けることを意識しましょう。
ただ現実になっていくのは、意識して前向きに過ごしていたり、幸せな妄想をして幸せな波動になっている1時間ではなく、無意識に過ごしている23時間です。
幸せな妄想の時間を増やしながらも、無意識を変えていく。
無意識を変えるには、自分の無意識に入っているものを変えていく方法と、無意識の時間を意識的に幸せなものに変えていく方法があります。
では、まずは自分の無意識を「知る」ことから始めましょう。
「何となく暇つぶし」の時間を、「未来をつくる時間」に変えます。
入浴中は、リラックスできる時間です。
リラックスタイムは、考えていることや思い描いたイメージが潜在意識に届きやすい時間です。
そんな癒しの時間に、今日あったイヤなことを思い出したり、そっけない彼の態度を思い返してしまうと、「こんな現実をまたください」とオーダーしていることになってしまいます。
入浴中は幸せな妄想に包まれるか、ただお湯に包まれている感触に浸って、何も考えずに頭を空っぽにしましょう。
無意識は「心の保管庫」です。
無限に、床下収納が広がっているようなイメージです。
無意識は無限の保管庫ですから、どんな情報もすべて蓄えてしまいます。
マイナスの思いを何とかしよう、やっつけようとするよりも、きれいな水を注ぐように、プラスの思いをどんどん入れましょう。
無意職を垂れ流しにしないで、しっかり見張ってあげてください。
現実をつくっているのは、この無意識の部分です。
無意識も、言葉を変えたり、行動を変えることで、必ずより良いものに変えていくことができます。
自分を幸せで満たしていく
無意識に過ごしている時間を、幸せな時間に変えていきましょう。
幸せな時間といっても、そんなに難しく考えないでください。
今、自分の心がちょっぴり嬉しくなることをする。
自分がホッと安心できることをする。
自分の心がワクワクするようなことをする。
ただ、そんな時間を増やして欲しいんです。
今感じていることが、次の現実を連れてきます。
自分の大切な時間を「嬉しい」「ワクワク」「幸せ」でいっぱいにしてあげてください。
「私は今、自分がしたいことをしている」「今、幸せだなあ」
と感じている時間が長いほど、自分がしたいことをできる毎日と、幸せを感じる日々がやってきます。
「今の現実」と「望み」を知る
では、さらに自分の深層心理を探っていき、
「自分を知る」→「願う」→「実現させる!」
という順です。
では、自分の願いをしっかりと知るところから始めましょう。
まずは目的地やゴールを設定しないと、そこに向かうことができません。
大まかに、恋愛面、人間関係、経済面、仕事、健康・美容に分けて、未来を設定しましょう。
叶うか叶わないか、ではなく、遠慮なく自分の願いを書き出してください。
体験したい未来を知る
まずは、あなたが体験したい未来を、知りましょう。
願いを書く時のコツとしては、「今、体験している」感覚、「もう過去に体験したことを思い出す」感覚で書いてみてください。
この願いリストは、あなたの宝物です。
これが、未来の設計図になるからです。
何度も何度も、読み返してください。
今はまだ目に見えなくても、あなたがこの願いリストにパワーを注ぐほど、書いたものは現実になっていきます。
これで、あなたが本当に手に入れたい未来を知ることができました。
「叶え方」はもちろん大事ですが、「願い方」もかなり大事です!
夢の平均寿命は、0.2秒と言われています。
多くの人が、一瞬だけ「こうなりたい」「これをやりたい」と思うだけで、願う前から諦めてしまいます。
願いは、思いつく限り、書きましょう。
願いは叶えるためにあるものですが、「叶わない」と自分で勝手に決めてしまうのはやめましょう。
「叶うか叶わないかなんてわからないけど、私はこの願いを大切にしたい」
という気持ちで、大きな願いも妥協せずに書いてください。
また、同じように、今すぐにでも叶えられそうなささやかな願いも忘れずに書いてください。
大きな願いだけを見ていると、やはり「なかなか叶わない」と「叶わない」に意識が向きがちです。
なので、「この週末、映画を観に行きたい」「今日の帰りは、あのお店で洋服を買って帰るんだ」というささやかな願いも叶えていくことで、「叶った」経験値を上げることができます。
願いが実現した喜びを感じながら、願いが叶うことを当たり前にしていき、また新たな夢を見つめてワクワクしましょう。
これで、願いを叶えたあなたのでき上がりです。
「願いが叶ってから」ではなく、「今から」書いたあなたになってください。
願いを叶えたあなたが持つであろう持ち物をバッグに入れ、願いを叶えたあなたのファッションで歩き、自由時間を過ごすのです。
憧れとする人物がいるなら、その人の写真や動画を見ながら、なりきるのもいいです!
あなたの未来設計図に、さらにパワーを宿しましょう。
あなたが書いた願いがすべて叶った未来が、すぐそこで待っています。
願いはもうすでに、実現する予定の未来です。
その未来にたどり着く途中経過として、「今」が存在しています。
過去からではなく、未来の記憶から、今自分にできることを考えていきしょう。
焦りや不安から行動するのではなく、素敵な未来が待っているから、ワクワクしながら行動する。
これだけで、良い波動を放ち始めます。
大事なのは「何を妄想しているか」「どんな行動をしたか」ではありません。
自分の波動が、次の現実をつくります。
今、自分が考えていること、妄想していること、行動したことはすべて、未来の自分へのプレゼントになります。
ここまで自分の願いや未来予想図がはっきりしてくると、不思議な出来事が起き始めます。
・テレビを見ていたら、出演者のある一言がなぜか妙に気になった。
・ある映画を、どうしても見たい。
・知人や友人から、続けて同じ言葉を聞いた。
・突然、何か新しいことを始めたくなる。
・何度も同じ夢を見る。
これらは、あなたが設計した未来予想図に向かうまでのヒントを、潜在意識が何らかの手段で送ってくれているサインです。
あなたがサインに気付かなくても、本当に大切なことであれば、潜在意識は何度もサインを送り続けてくれます。
あなたは、どんな未来を叶えますか?
願い方のまとめ
①願いは多ければ多いほどいい!
②妥協はしないで、とことん欲張る
③願いはどんどん進化していくもの
④願いを「遥か遠くの夢」ではなく「予定」に変えていく
⑤潜在意識からのヒントをしっかり受け取る
自分の望みを知ることは、ゴールの設定になります
スタートとゴール地点がしっかりと決まったら、あとはゴールに向かっ突き進んでいくだけです。
映像を「見る」というより、そこにある! と「感じる」ましょう。
妄想視力が高かった方は視覚が強いので、「見る」力を存分に使いながら妄想をリアルに感じましょう。
「見える」から妄想が現実になるというわけではなく、それが本当に「ある」と感じる力が妄想を現実のものにしてくれます。
妄想は何より、今ここに「ない」ものを「ある」と感じることが大切です。
実際に体験したことも、まだ体験していないことも、脳にとっては同じことです。
脳が「私はこういう人間なんだ」「私はこういうのが好きなんだ」と判断したものと同じ現象を、現実世界でまた引き寄せます。
実際に体験したことと同じくらいに、理想の未来を妄想することが、現実化のコツです。
過去に実際に起きたことを思い出すトレーニングと、未来のイメージトレーニングを交互にやっていくと、妄想することに慣れていきます。
妄想レベルを高める
ここで、妄想レベルについてお話ししていきます。
「妄想したけど、全然叶わなかった」という経験をしたことがある方も、多いのではないでしょうか。
すべての妄想が現実になってしまったら、それはそれは大変です。
心配性なので、最悪の事態を妄想してしまうことも度々あります。
それがすぐに現実になるなら、望んでもいない悲惨な出来事ばかりを体験することになってしまいます。
妄想したけどそれが現実にならなかったのは、妄想レベルが低いからです。
3段階に分けてみましょう。
妄想レベル
- 思い浮かべる
- イメージする
- 妄想を現実だと感じる
「1.思い浮かべる」というのは、一瞬だけ脳裏をよぎる程度のレベルです。
妄想レベルは高くないとはいえ、これだけでも、そのもののエネルギーと波動を合わせることができます。
「2.イメージする」は、「思い浮かべる」よりももう少し長い時間、頭の中で映像や音、手触りなどを思い出す行為です。
ただ思い浮かべるより、妄想レベルは高くなりますが、すぐに実現するほどの強さはありません。
願いを予定として捉え、それに沿った考え方や行動をしていく。
そこで、妄想レベルが一番高い「3.妄想を現実だと感じる」です。
妄想をリアルに感じるのも、自分目線で幻想するのも、すべては妄想の世界を現実のことだと感じるためです。
それがたとえ妄想であっても、「これが本当のことなんだ」と脳はいとも簡単に騙されてくれます。
脳が、妄想を現実のことだと勘違いしてくれることで、いろいろなアイデアが生まれたり、自然に行動もできるようになります。
リラックスして妄想を楽しむことが一番大事
筋トレも、妄想トレーニングも同じです。
「妄想して、早く願いを叶えたい!」という気持ちがムクムクと湧いてきて、焦りは禁物です。
願いを叶えることを邪魔しているのは他の誰でもなく、自分自身だという衝撃的な事実があります
「この恋はうまくいかないかも知れない」
「ずっとお金がないかも知れない」
「風邪をひいてしまうかも知れない」
このような不安に飲み込まれてしまうこともありますね。
未来を心配するよりも、今を生きて、今感じていることが、未来をつくり出します。
「妄想力」を高める
妄想引き寄せでは、
①そこに「ある」と感じること
②自分が「その状態になっている」と感じること
③そして、幸せを感じること
を目的にしています。
妄想をリアルに感じて、未来に旅をする
まず、妄想は
「心から楽しいと思えるもの」
「心からワクワクするもの」
「心から幸せだと感じるもの」
でないと、意味がありません。
あなたが好きなもの。
あなたがワクワクする場面。
あなたが体験したい幸せな未来。
あなたのことを一番知っている人は、あなた自身です。
そして、叶えた未来を一番知っているのは、未来のあなたです。
今、考えていることが未来をつくります。
妄想も、未来をつくる行為です。
幸せな未来を妄想していたら、少し先の未来で幸せな出来事が起こる可能性が高まり、未来を心配していたら、その心配事が現実のものになってしまう可能性が高まりますね。
「未来のあなた」は今、この瞬間につくり出すことができます。
さらに、未来から今に時間が流れてきて、「未来の自分にアドバイスをもらう」ことも可能だと私は考えています。
急に突泊子もないことを言い始めましたが、大丈夫!
自分の内側が先、現実が後。
自分の内側で何度も流した映像は、現実というスクリーンに反映されます。
そして自分の内側で体験した幸せな感情を、再び現実で体験することができるのです。
妄想を、毎日の習慣に取り入れてください。
現実や運命を変えるには、かなりのエネルギーが必要です。
しかし、継続することで必ず変わっていきます。
日々の習慣も変える
願いが叶った妄想の世界を現実のものにするためには、叶った自分のエネルギーと今の自分のエネルギーが同じになる必要があります。
いくら妄想をしていても、今の自分が「今の自分のエネルギーのまま」でいる限り、妄想の世界が現実になることはありません。
妄想世界のエネルギーを、現実に引っ張ってきましょう。
妄想の世界に生きすぎても、現実の世界に生きすぎても良くなく、あくまでもバランスが必要です。
現実生活に支障が出ない程度に、人に迷惑をかけない程度に、今の現実でも妄想の世界を生きてしまいましょう。
「今この瞬間」を楽しむ
ここまで、「妄想してください」と苦いてきた私ですが、いつもいつも「妄想しなくては!」と頑張る必要はありません。
「今」を思いっきり楽しんでいる時、「今」目の前にあることに集中している時は、今の自分がしていることに意識を向けてください。
まとめ
願いを叶える上で、邪魔をしてくるのは「どうせ叶わない」と否定してくる自分の中の思考や、つい今の現実を見つめてしまう、現状維持システムです。
あなたが何かに熱中している時間は、今目の前のことに意識が向いているので、思考が止まっている状態にあります。
思考が止まっている=引き寄せる力も止まる、ではなく、思考が止まっている=否定的な思考が止まる、ということになるので、引き寄せる力は高まっています。
必ず現実のものになると信じてください。
幸せは願いが叶った瞬間だけの一時的なものではなく、ずっと持続させるものです。
まずは、自分の望みをしっかり知る。
妄想は「見ようと頑張る」のではなく「感じる」。
妄想してる時間だけではなく、日々の習慣や行動も変えていく。
この繰り返しで、願いは必ず叶います。
今は「現実が辛くて妄想の世界だけが幸せ」かもしれないけど、現実も妄想と同じくらい幸せ、
いいえ、妄想以上に幸せな現実が必ずやってきます。
参考図書
著者 かずみん 「妄想 現実化 NOTEBOOK」 クローバー出版
コメント