あなたは今、こんなことで悩んでいませんか?
「早起きが続かない」
「英語の勉強を始めたのに、途中で挫折してしまった」
「ダイエットしたいけど、食べ過ぎてしまう」
「タバコをやめたいけど、やめられない」
これらはよくある悩みではないでしょうか。
しかし、原因はあなたの意志が弱い、やる気がない、ことが原因ではありません。
ましてや、生まれ持った能力・性格が理由でもありません。
では、何故思い通りにならないのでしょうか。
それは、「習慣の作り方を知らないから」です。
「習慣」とは、自分でこれをやると決めたことを、コツコツと続けることです。
どんな習慣を身につけるかで、あなたの人生は決まります。
習慣がすべてを決めている。
つまり、「習慣が10割」です。
習慣によって、人生を変えたいと思うなら、まず、やるべきことは「小さな習慣」から始めることです。
自分を変えたいからと言って、いきなり大きなことをやろうとしては駄目です。
人生を変えるのは一発逆転の出来事ではなく、日常のささいな習慣の積み重ねです。
それがあなたの本性となり、あなたそのものを変えてくれます。
誰でもできることを、誰もできないくらい「継続」することです。
「小さな習慣」から始める
小さな習慣の積み重ねによって、人生を大きく変えることができたとき、あなたは習慣が持つ力を必ず実感することになります。
小さな習慣と言われても、ピンとこない人もいるかもしれません。
例えば、
- 早起きする
- 日記をつける
- 通勤時間に本を読む
- 脱いだ靴を揃える
- 自分から挨拶する
- 目の前のゴミを拾う
それだけ?と思った人が多いと思います。
しかし、そんなことなのです。
一見すると「誰でもできる」と思えるようなこと、それを自分の約束としてください。
難しく考えないでください。
自分が以前から「こうしたい」「こうやりたい」と心に引っかかっていたことをやるだけです。
「靴を揃えることが、人生を変えるの?」と疑問に思うでしょうが、重要なのは、「何を続けるか」より、「自分で決めた約束を守ることができた」という実績を作ることが大切です。
どんなささいなことでも、日々続けることで自信となり、あなたに達成感をもたらすのです。
私たち人間は過去のデータに感情を支配されているので、何か1つでも継続できたという記憶が増すことで、「自分はできる」とワクワクしたり、楽しんだりできるのです。
それに気がつけば、いつの間にか人生が大きく変化します。
その入り口が、「小さな習慣」です。
習慣 = 思いの深さ×繰り返し
メカニズムさえ分かれば、いくらでも作り出すことができるのです。
安楽の欲求に流されず、充実の欲求を追求するにはどうすればいいのでしょうか。
それは、「理想の自分」のイメージを描くことです。
習慣形成の法則は、次の方程式で表せます。
習慣 = 思いの深さ×繰り返し
習慣を作るには、1つのことを意識的に繰り返さなくてはいけません。
しかし、「自分はこうなりたい」という思いがなければ、頑張って繰り返し続けることできません。
そして、その「思い」が深いほど、習慣形成の成功率は高くなります。
例えば、5年後の自分がどうなっていたいかを思い描いたとします。
それだけでも習慣形成への一歩を踏み出すことはできます。
しかし、習慣を継続するには、そのイメージを深めることが必要なのです。
思いを深めるポイントは、「理想の自分を手に入れた時、それを見て誰が喜んでくれるのか」を想像します。
なぜなら、人が頑張るためには「自分は誰かに認められている」という承認欲求が必要だからです。
自分で成果が出せたとき、自分自身を認めてくれる人がいることは、その後の原動力になります。
家族や友人、上司や同僚など、人によって色々な顔が浮ぶかとおもいますが、そのイメージをできるだけ具体的に描ければ、その分だけ思いも深まります。
「思いの深さ」と「繰り返し」の行動が組み合わさったとき、あなたは習慣という大きな財産を手にすることができます。
「自分はこうなりたい」という思いが強いほど、習慣化しやすい
「続ける」のではなく「始める」と考える
最初はとりあえず「やってみる」のです。たとえ「小さな習慣」でも、最初から「必ず継続するぞ!」と自分にプレッシャーをかけると、逆に継続しづらくなります。
これを見ている人はきっと「自分は続けることが苦手」だと思っているはず。
どうしてかというと、脳が「継続することは苦しいもの」という記憶を脳がしているからです。
扁桃核は過去のデータにもとづいて「不快」と判断すれば、長続きさせることは難しくなります。
なので、何かを「続ける」のではなく「始める」と考えてみることで、「とりあえずやってみよう」という気持ちでスタートが可能です。
「始める」という気持ちでなら、「何だかワクワクする」と感じるのではないでしょうか。
「小さな習慣」は、続ける前に「まずやってみること」に価値があるのです。
どんなささいなことでも良いので、自分と約束し、決めてみると、今まで気づかなかった自分に出会うことができます。
「デスクを整頓する」と決めたとき、意外と続けられるかもしれないし、最初の3日は続いたけど、5日目からは適当になってしまうかもしれないし、初日からできないかもしれません。
つまり、過去の自分がどのように物事に取り組んできたのかを認識することができるはずです。
ほとんどの人は、自分のやっていることを意識していないので、「このままではいけない」と思いながらも、何をどう変えればいいのかわからず、結局、そのまま人生を歩んでいるのです。
自分が無意識にどのように考え、行動しているのか気づくだけで、非常に大きな価値があるのです。
「今から続ける」ではなく「今から始める」という意識で、とりあえずやってみるのが習慣化のカギを握るのです。
とりあえず始めることで、今まで自覚していなかった自分に気づくことができる
「ハードル」を下げる
腹筋なら1回、日記は1行から習慣化する
ここで、絶対にやってはいけないことがあります。
それは「完璧」を目指すことです。習慣形成できず、挫折させる原因になってしまいます。
例えば、「日記を書く」と決めた場合、気合いを入れて、立派な日記帳を買い、1日に1ページ書き込むことを決めたとします。
すると、最初のページを開き、今日あったことを書き始めようとしますが、思ったことを書き終わってもなかなかページは埋まるものではありません。
そのとき、あなたはこう思うはず。
「1ページなんて書けない・・・」
そして、日記を書くのがイヤになってしまうのです。
すると、次の日からは日記帳さえ開かなくなり、買った日記帳は、引き出しに入れて二度と開かれないことでしょう。
これが完璧主義者の挫折のパターンなのです。
なので、習慣化するなら、ハードルを下げることがポイントなのです。
腹筋なら、「毎日50回」ではなく「1回から」し、勉強なら「1問でもOK」とする
ランニングなら、「毎日30分走る」ではなく「ランニングシューズを履いて家の外へ出るだけでもOK」とするのです。
できる限り、ハードルを下げましょう。
「仕組み」を作る
意志やヤル気に頼らず、続けられる環境を用意するのです。
習慣化したいとき、最初は誰もが「今度こそ継続するぞ」という意欲に満ちていますが、きっとそれは長続きしないのです。
「これをやるぞ」という熱く強い思いがなければ、やり遂げることはできません。
ただし、その熱量が続かないのもまた事実です。
そこで重要なのが、「仕組み」を作ることです。
意志の強さや根性で熱量を継続さるのではなく、自然とそれをやってしまうような仕組みを作れば、無理なく習慣化できるはずです。
仕組みを作る方法は、2つあります。
1つ目は、時間と場所を決めることです。
「毎日やる」と決めただけでは、「今日は忙しくて時間がなかった」「うつかり忘れてしまった」となってしまいがちです。
しかし、「いつ・どこで」を決めれば、毎日の生活の中に行動が組み込まれるのです。
例えば、読書を習慣化するとして、さまざまなタイミングが考えられます。
- ・起床後、自宅のデスクで
- 通勤電車の中で
- 昼休み、ランチを食べた後
- 寝る前にべッドの中で
人によって、続けやすいシチュエーションがあるはずです。
仕組みを作れば、意志の強さやヤル気に頼らず、誰もが習慣化できるのです。
自然とやりたくなるような仕組みを作り、無理なく習慣化する
「長続きする習慣」は、こうやって作る!
「受信習慣」「言語習慣」「思考習慣」「行動習慣」の役割を熟知する
脳と習慣には強い関係性があります。
自然とやりたくなるような仕組みを作り、無理なく習慣化する脳か楽しいと感じることは続き、楽しく感じられないことは続かない
脳は過去の記憶によって「快」と判断したことには接近反応を起こし、「不快」と判断したことには回避反応を起こします。
また、右脳で将来のイメージを描けば、左脳の過去の記憶に引きずられず、多少のことは辛抱できるので物事が長続きするのです。
こうした脳の性質を味方につけることば、習慣化を成功させる秘訣になります。
脳と習慣の関係をさらに掘り下げ、脳にアプローチして挫折しない強力な習慣を作るノウハウをご紹介したいと思います。
まず「習慣」には種類があるのです。
一般に「習慣」と呼ばれているものは、正確には以下の4つの習慣の連続によって構成されています。
「受信習慣」「言語習慣」「思考習慣」「行動習慣」
多くの人が「習慣」と呼んでいるものは、4つのうちの「行動習慣」に該当します。
受信習慣(どうインブットするか)
五感からの情報を知る、聞く、感じる、見る
↓
言語習慣(どう言語化するか)
インブットから得たイメージを言語に置き換える
↓
思考習慣(どう考えるか)
言語をもとに考え
↓
行動習慣(どう行動するか)
思考を行動に移すのです。
さらに「思考習慣」の中には、「確信習慣」(確信できるか、できないか)、「錯覚習慣」(良い思い込みか、悪い思い込みか)も含まれます。
早起きをする、靴を揃える、日記をつけるといった習慣は、すべて「どう行動するか」です。
しかし、行動となって現れる前に、「どうインブットするか」「どう言語化するか」「どう考えるか」というプロセスを経ています。
よって、「行動習慣」を変えるには、その前に「受信習慣」「言語習慣」「思考習慣」を変える必要があるのです。
さらに、「錯覚習慣」で思い込みの力を利用し、「自分はできる」という「確信習慣」を身につけ、強力な「行動習慣」を身に付けることができます。
これらの習慣を意識しなければ、行動習慣も長続きせず、挫折してしまいます。
「行動習慣」を変える前に、「受信習慣」「言語習慣」「思考習慣」を変えよう
まとめ
今回は「理想のあなたになるために習慣化を成功させるとっておきの裏技5選」を紹介しました。
とくに大切なのは、「4つの習慣の連続」ということです。
「行動習慣」を変えるには、「受信習慣」「言語習慣」「思考習慣」を変える必要があるため、この3つの習慣をしっかりと身に付けることが大切なのです。
今回、ブログを読んで頂いた方が、正しい習慣の身につけ方を知り、理想のあなたになれるよう、このブログが一助になれは幸いです。
以下の記事では「うまくいっている人の考え方12選」についても解説しているので、こちらの記事もぜひ併せて読んでみてください。
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